気分日記のプロンプト
最終更新:2026年8月
気分日記でいちばん難しいのは、空欄をまえにしたときです。1日の評価はつけた、まだ書きたいことはある、でも何も出てこない。具体的な問いかけが、それを解決してくれます。
以下では、1日のタイプ別に44個のプロンプトをご紹介します。一度にひとつ、1〜2文で十分です。はじめての方は、気分の記録のつけ方からどうぞ。
プロンプトの使い方
1回の記録につき、プロンプトはひとつ。2文書ければ、それで立派な答えです。正直に答えるか、飛ばすかのどちらかにしましょう — きれいに整えると記録が濁ります。うまくいくものは繰り返してください。繰り返すことで、答え同士を比べられるようになります。どのグループを使うかの目安はこちらです。
| 1日のタイプ | 使うもの | 目指すこと |
|---|---|---|
| なんでもない日 | 毎日のチェックイン | 30秒、毎日同じ問い |
| つらい日 | つらい日のプロンプト | 解決ではなく、描写すること |
| 良い日 | 良い日のプロンプト | うまくいったことを記録する |
| 同じことの繰り返し | パターンのプロンプト | 裁くのではなく、ループに名前をつける |
| 自分に厳しくなっている日 | 自分へのやさしさ | 友人に話すときの口調で |
毎日のチェックイン用プロンプト
1〜2個を選んで固定しておくと、今週の火曜と先週の火曜を比べられます。
朝
- どんなふうに眠れた? そして、どんな状態で今日を迎えている?
- ほかが何もうまくいかなくても、これがあれば今日は大丈夫、と思えることは何?
- ひそかに気が重いと思っていることは何? それは実際どれくらいの大きさ?
- 今この瞬間、体はどんな感じ? — まだ何も考えていないうちに。
- 今日、もっと必要なのはどれ:休息、体を動かすこと、誰かといること、それとも静けさ?
- 今日が予想どおりに進んだとして、夜9時にはどんな気分でいるだろう?
夜
- 今日いちばん強く感じた気持ちは何? そしてそれは、いつ現れた?
- 思っていたよりうまくいったことを、ひとつ挙げるなら?
- 今日、いちばん自分らしくいられたのはいつ?
- いちばん消耗したのは何? 逆に、何かを返してくれたものは?
- 明日に持ち越そうとしていることのうち、今夜のうちに下ろせるものはある?
- ひと言で言うと、今日はどんな日だった? そのあとにもう1文、なぜその言葉なのか。
感情の輪は「よくない」を具体的な言葉に変えてくれます。
つらい日のためのプロンプト
これらは解決ではなく、描写のためのものです。頭の中の重さを外に出せれば、書き方はどんなふうでもかまいません。
- 何が起きたのか、解釈をいっさい付けずに、事実だけで書くとどうなる?
- 今この瞬間、何を感じている? — そして、その最初の気持ちの下に、もうひとつ別の気持ちはない?
- それを体のどこで感じている?
- これについて、自分はどんな物語を語っている? ほかにどんなことがあり得る?
- これは今日の問題? 今週の問題? それとも今年の問題?
- このうち、本当に自分が引き受けるべき部分はどこ? 誰か別の人のものはどこ?
- 今日、食べた? 眠れた? 体を動かした? 外に出た?(本当に — 確かめてみてください。)
- もし友人がそう言ってくれるとしたら、今いちばん聞きたい言葉は何?
- これからの1時間を10%だけ楽にしてくれる、いちばん小さなことは何?
- 1か月後にこれを読み返すとき、今日について何を覚えていたい?
危機のさなかにいるときは、まずグラウンディングのエクササイズを、それからひと言だけ。そうした時間についてはDBTのガイドで扱っています。書くことが同じところをぐるぐる回り始めたら、それは手を止めていいという合図です。
良い日のためのプロンプト
いちばん飛ばされがちで、いちばん価値のあるものです。つらい日だけの記録は、自分に効くものを隠してしまいます。
- 今日を良い日にしたのは何? 具体的に — 「天気」と「好きな人と外でランチを食べた」は、まったく別の情報です。
- 今日、いつもと違うことをしたとすれば、それは何?
- どんな条件がそれを可能にした? — 睡眠、予定が少なめだったこと、外にいたこと、誰かに会ったこと、何かを断ったこと。
- 予定していなかったのに、楽しめたことは何?
- 誰と一緒だった? そして、それはどこが違っていた?
- もっと増やしたいことは何? そのためには何が必要?
- 今日ありがたいと思えることのうち、いかにもな答え以外のものは?
- 「こんな日もあるんだ」と忘れてしまった日のために、この感じについて何を覚えておきたい?
最後のプロンプトは、良い日は訪れるのだという、あなた自身の筆跡による証拠になります。
パターンのため、そして自分へのやさしさのためのプロンプト
パターンを見つける
月に1度の見直し用です。数週間分を読み返してから、答えてみてください。
- 思っていたより頻繁に記録に出てきているものは何?
- いちばん悪かった日どうしに共通しているものは? いちばん良かった日はどう?
- いつも決まってしんどい曜日はどれ? その理由は今でも当てはまっている?
- 1か月前、自分は何を心配していた? そして実際はどうなった?
- 避け続けてきた結果、避けていること自体が問題になっているのは何?
- 気分の問題だと思っていたのに、書いてみると睡眠・仕事量・空腹の問題に見えてきたものは?
- 自分に何度も言い聞かせながら、実行していないアドバイスは何?
気分チャートのガイドが、ここに数字を加えてくれます。
自分へのやさしさ
内なる口調がとげとげしくなってきたときのために。
- まったく同じ状況にいる友人に、自分なら何と言う?
- ほとんど状況のせいだったのに、自分を責めていることは何?
- 外から見れば大したことに見えなくても、今日、力を要したことは何?
- 同じ時期に自分が抱えていたのに、まったく自分の手柄にしていないことは何?
- 自分にどんな基準を課している? その基準を、ほかの誰かにも当てはめる?
- 今この瞬間、自分について言える、やさしくて本当のことをひとつ挙げるなら?(やさしさより、本当であることのほうが大切です。)
- 今日出せる力がこれで全部だったとしたら、どこまでできれば十分と言える?
ノートかアプリか:正直な比較
この手のプロンプトには紙がよく合います。手書きはペースを落としてくれて、それが役に立ちます。ただ、「前にこんな気持ちになったのはいつだっけ?」を検索することはできませんし、夜11時にいつも手元にあるとも限りません。アプリ側の利点はこうです。
- 5秒で終わる評価。メモや写真もその日にひもづきます。
- リマインダー、アカウント不要のiCloud同期、PDF・XLSX・CSV・JSONへの書き出し。
- あなた自身の記録をもとにしたAIインサイト。基本無料・オプションのプレミアム機能あり — アドバイスではなく、鏡のようなものです。
日記はセルフモニタリングであって、セラピーではありません。正直な2文のほうが、3月に投げ出したノートよりずっと価値があります。
よくある質問
気分日記の1回の記録は、どのくらいの長さがいいですか?
1〜2文です。長い記録こそ、多くの方がやめてしまういちばんの理由です — 忙しい日やつらい日、つまり本当に記録する価値のある日に飛ばされてしまうからです。深さより継続がいつでも勝ちます。気分の記録のつけ方をご覧ください。
毎日同じプロンプトを使ってもいいですか?
繰り返しは過小評価されています。毎日同じ問いに答えると、答えを週をまたいで比べられるようになり、パターンはそこに宿ります。おすすめは、固定した毎日の問いを1つと、その日に応じた状況別の問い(つらい日、良い日、自分へのやさしさ)を1つ、という組み合わせです。
書くことが何もないときは?
そのことを書きましょう。「特に何もなかった、落ち着いていた」も立派なデータですし、なんでもない日こそが記録の大部分です。空欄が「自分が何を感じているかわからない」せいなら、体から始めてみてください — こわばっている、重い、そわそわする — あるいは感情の輪を使ってみましょう。
日記が役に立たないこともありますか?
あります。描写のつもりが、同じつらい考えのまわりをぐるぐる回り始めたときです。日記は頭の中にあるものを外に出してくれるときに助けになり、そこに閉じ込め続けるときには助けになりません。記録が反すうのように感じられてきたら、いったん止めて、代わりにグラウンディングのエクササイズを試してみてください。
朝と夜、どちらに書くのがいいですか?
夜は振り返りに向いていて、多くの方に合います — 1日が完結しているからです。朝は意図を決めるのに向いていて、その日の出来事に染まる前の気分をつかまえられます。両方書けばいちばん全体が見えますが、まずは自分が実際に続けられるほうから始めましょう。